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親御さん、大人の方向けのページ
Q8.不登校は、克服できるのでしょうか? できるとしたら、いつ? どのタイミング?
 学校に行かなくなってからどのぐらいの時期で?
                            
どんなところ?
親御さんや大人の方向けのページ A.
入会のご案内 不登校の克服、という言葉は個人的にはあまり好きじゃないので使いたくはないのですが、それ以外にピッタリくる言葉が思い浮かばないので、克服、という言葉をそのまま使わせていただこうと思います。

克服は・・・、できるし、できないし、どちらでも。
またまた中途半端な回答ですみません。

というのは、克服の意味や感じ方が、当事者なのか、その周囲なのかによって恐らく違ってくるからです。

たとえば、親や学校の立場だったら。
克服したと考えるのは、学校に休むことなく行けるようになったら。タイミングとしては、ちょうど学年の切り替わりや、進学のタイミングだったから。
そして順調に行く姿を見て、「不登校は克服したんだな」って思うかもしれません。

克服できていない、と考えるとしたら、学校に行かない状態が続いてること、学校に行ったものの、また行けなくなった場合、などでしょうか。

これが、当事者の立場だと、ちょっと違ってくると思います。

克服した、と考えるのが同じ学校に休むことなく行けるようになったときだとしても、その間ずっと本人はいろんな葛藤と戦っているかもしれない。その間は、「不登校を克服した」とは言えないと思います。

傍目に見て「克服していない」と思える状況でも、「学校には行っていないけど、自分のことを好きだって思える」状態ならば、それは自己肯定感をもてている、ということで、ひとつの克服と言えるかもしれません(自分のことを好きだと思える、って、決してナルシストではありませんよ(笑))

また、その当時は克服できたと思っていても、あるふとした言葉や目にした光景から、不登校していたころに体験したイヤな思い出がよみがえってくる、というのであれば、それは克服できていない、ということになるでしょうし、絶対こんなの克服できるわけがない! って思っていたけど、時が経つとともに自分の過去として受け入れることができてきた、となれば、これは克服のひとつということにもなるでしょうし。



ちなみに私、学校に行くことで克服できた、と思っていました。
でもそれからだいぶ経っているはずなのに、ふとした一言で思い出すこともあるし、自分の経験を話すことは何てことないって思ってた。でもたまに、その経験を話していてつらくなることがある。
これ、ごく最近気づいた、自分の気持ちです。
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