545-0011
大阪市阿倍野区昭和町2-7-2
OPEN 12:00〜17:00
06(7181)5549
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フリースクールって?



日本のフリースクール



ラヴニールでできること



ラヴニールでできないこと



1日の過ごし方



日常・してきたことの様子



部屋の様子



スタッフはこんな人


■ 日本のフリースクール ■


   一方、日本のフリースクールの起源は、1980年代。冒頭でも少し触れたように、「学校に行けない・行かない子ども」に端を発しています。

 当時はまだ、現在のような学校に行けない・行かない子どもが学校の代わりに行く場所はかなり少なく、学校に行けない・行かない子どもたちの多くは家庭にいるしかなかった時代でした。
 このような背景の中で、学校に行けない・行かない子どもをもつ保護者たちが立ち上がり、学校に行けない・行かない子どもたちが通うことのできる場所を立ち上げました。


 学校に行けない・行かない子どもたちが望んでいた場所は、どういう場所だったか・・・。まず学校に行けない・行かない子どもたちが困っていたことは、「同年代の友達と遊びたいけれど、その機会や場所がない」ことでした。大人(主に保護者)の視点で言うと、「社会との接点が家庭以外にない」こと。

 他の子どもたちは「学校に行っているのが当たり前」な中、学校には行けない・行かないことは、「もしかして自分だけが、うちだけがおかしいのではないか」といった孤立感を生みます。同じ学校の子どもに会うこともつらい、近所の子ども同士・親同士の集まりにも顔を出しにくい、つまりどこにも居場所がなく、社会から孤立してしまうのです。

 学校に行けない・行かない子どもたちが望んだのは、まず何よりも、学校に行けない・行かない子どもたちが気軽に集まって過ごせる場所。勉強や時間割、カリキュラムなどにとらわれず、とにかく集まって自由に、そして孤立せずに安心して他者と過ごせる場でした。

 やがて、安心を得た子どもたちは、様々な要望を出すようになりました。


 みんなが快適に過ごせるように、こんなルールがあってもいいんじゃないか。
 そろそろ勉強もしてみたい。
 近所の公園でなら遊べそう。
 春にはお花見なんかもいいかもしれない。


 活動内容や、またあるときは希望者のみが参加するイベントを、みんなで話し合い決めるミーティングの場ができるなど、次第に居場所としての機能だけでなく、様々な役割を持つ場になっていきました。


 ・・・あれ? これって、起源こそはちがうけど、海外のフリースクールと同じなんじゃない?


 誰がそう言ったかは定かではありませんが、日本ではいつしかこういった居場所機能をもった場所を、フリースクールと呼ぶようになりました。

このページの内容は「フリースクールみなも」さんのサイトより、許可を得て引用・改編しています